発音は大事
英語学習を始めてすぐに発音が大事だと気づいたので、
これまでに「英語耳」や「英語の発音が正しくなる本」などの教材を使って、ずっと発音の練習をしてきました。
「英語耳」のトレーニングを100回繰り返すことでかなり慣れましたが、これらの本だけでは何か物足りなさを感じていました。
せっかく覚えた発音ルールなので、もっとたくさんの英単語に生かしたい、発音と共に単語を覚えたいと思いました。
また英検やTOEICを勉強するうえで優先的に覚える単語はどのようなものが良いかも検討しました。
単語耳につて
全シリーズで8000語
そこでまた何か良い教材がないものかと探したら、ありました。
「単語耳」という単語集で「英語耳」の著者の続編です。
この本はレベル1から4まであり全部で8000語の単語をカバーしています。
私はLv.1からLv.3まで選択しました。その3冊で5500語カバーできます。
JACETとは
しかもこの本はJACET8000に沿っています。
JACET(The Japan Association of College English Teachersの略)とは大学英語教育学会のことで、JACET8000はJACETが選んだ8000語です。
JACET8000の番号が若いほど英語で使用頻度が高い単語になります。
JACETによれば7000語の語彙数で、英検1級やTOEICテストで出る英文の95%以上の語彙をカバーできるそうです。
単語耳シリーズの概要
単語耳の基本的な考え方は、正しい発音で覚えた単語は忘れがたいということです。以下は各本の概要です。
Lv.1(0001~1000)
- 1000語、23個の子音と20個の母音の発音をしっかりマスターする。
Lv.2(1001~3000)
- 2000語、音節(子音・母音を複数組み合わせたひとまとまりの音)を発音できるようにする。
Lv.3(~5500)
- 語根(単語の核となる部分)や語源から単語を覚える。特に重要度の高い語根からくる単語を優先的に覚える。
単語耳のトレーニング方法
単語耳のLv.1からLv.3の三冊を約8か月間息子と一緒にほぼ毎日少しずつ練習しました。
まずは本で各単語の意味と発音記号を確認し、次に音声を聞きながら音読しました。
英語耳で発音のルールは勉強していたので、発音記号はある程度読めました。
音声、スペル、発音記号が一致するように繰り返し練習しました。
単語耳の効果
発音重視の単語帳
英検やTOEICの単語を勉強をする場合、「パス単」や「金フレ」など特化した単語帳があります。
そちらを使った方が効率よいかもしれませんが、最初の基本的な単語を覚えるには単語耳が最適です。
発音と意味をセットで覚えることができたのが良かったです。単語耳は発音のポイントが上手くまとめられています。
音と意味はそれぞれ脳の別々の領域に格納されるそうです。それゆえに単語の音と意味を同時に覚えた方が良いのだそうです。
Lv.1とLv.2の3000個の単語に関して、子音と母音の音をしっかり意識しながら単語を覚えることができ、音をはっきり聴きとれるようになりました。効果あったと思います。
単語を覚えるのは難しい
ただ、単語を単体で覚えるのはやっぱり大変です。
息子には集中して単語耳トレーニングするのはつらかったようです。
毎回一緒にやることで何とか継続しましたが、ある程度の基本的な単語を覚えたら、そのあとは単語帳だけで語彙を学習するのはやめた方がいいです。文章やストーリーの中で覚える方が楽しさがあって良いです。
発達障害の特性が強いということは頭の中も多動なのです。
色々な単語が出てくる度に想像力が働いて他に意識が行ってしまいます。とてもじゃないけど集中できません。
単語が単体でなく物語などの文章の中で覚えた方が集中して取り組めるようでした。