英検3級 ライティングの結果
英検3級ライティングの試験結果はCSEスコア 430/550(78%)でした。
当初、小学3年生で発達障害の息子にライティング試験は難しいだろうと考えていましたが、対策方法を検討し毎日トレーニングしたことで、良い結果を残すことができました。
英検3級 ライティングの勉強方法
英検3級からは筆記試験(一次試験)の最後にライティングがあります。
ライティングの勉強をどのようにやっていくか検討しました。
英検協会のウェブサイトに英検3級ライティングについての詳細があるので、まずはそれを確認しました。「ライティングテストの採点に関する観点および注意点」ここにライティング試験について詳しい説明があり、おさえるべきポイントがわかります。例文での説明もあり参考になりました。※観点(1)~(4)に沿ってそれぞれ4点ずつ配点され計16点満点で採点されます。息子は内容4/4、構成3/4、語い2/4、文法3/4で、合計12/16でした。
ライティングのトレーニング方法をどのようにするか検討するため、いつものように書店へ行き、何か良い本がないものかと探したら、ありました。「英会話ぜったい音読」という本です。それで「音読筆写」という方法を知りました。
音読筆写でいこう
英会話・ぜったい音読について
この本は、分かる英語を使える英語にするため、ひたすら音読して書いて覚えよう、というものです。その方法が本の前半に詳しく説明されています。
只管筆写とは
以前、この著者の本を読んだことがありました。私が英語学習をはじめたばかりの頃、どのようにしたら効率よく勉強を進めることができるか、よく考えていた時に読んだ本です。
この本のおかげで何かにつまづいた時でも、気持ちを切り替えて取り組むことができました。今でも著者の言う「只管朗読」や「只管筆写」は参考にして日々の学習に取り入れています。
ライティング対策を検討するため書店で「ぜったい音読」を見つけて読んだ時、まさにこれだ、と思い只管筆写を取り入れました。
予想問題ドリルのライティング問題を練習教材に
「予想問題ドリル」に7回分のライティング問題があります。これを利用することにしました。というのも1つの問題につき解答例が2つか3つありトレーニングするには十分な量です。それに解説や訳、重要語句まであるので、練習するには都合の良い教材です。ただ残念なのは音声がないことです。
英検過去問のライティング問題はトレーニングには使わず、模試用にとっておくことにしました。
ライティング対策を音読筆写で
予想問題ドリルにあるライティング問題の解答例を、音読筆写でトレーニングすることにしました。「英会話ぜったい音読」で説明されている方法を参考にやってみました。
- 例文を精読し、内容を理解する
- 語句と訳を確認、文構造の確認、全体の構成確認
- 1文ずつ音読する(3回程度)
- 1文を音読しながら書き写す(3~5回)
- 暗唱する。そらで言えるまで練習する
まとめ
息子はまだ小学3年生だったので、本試験での初見の質問に対し英作文できるか心配でしたが、ライティング結果は 430/550(78%)でした。
この結果から上記トレーニングは妥当であったと思います。問題集で勉強したことをしっかりアウトプットするには、音読筆写によるトレーニングが有効であることがわかりました。
エッセイ–英語はやっぱり難しい
私は、「英語上達完全マップ」の著者である森沢洋介先生の本の中で國弘正雄先生のことを知りました。「英語の話しかた」の著者である國弘先生は、同時通訳の神様と呼ばれている方で、英語学習をするのに只管朗読、只管筆写という言葉を使っています。これらは道元禅師の只管打坐(しかんたざ:何も考えずただひたすら坐る)をもじったものだそうです。道元禅師の只管打坐についてどういうものか知りたかったので道元禅師について書かれた本も読みました。これらの本を読んで只管朗読や只管筆写がどういうことかわかりました。
数カ月の勉強でTOEIC高得点だの英検1級合格だの、と興味をひかれる話が巷にはあふれていますが、この先生方の本を読んでいると、英語は簡単にマスターできるものではない、と改めて考えさせられます。