英語の発音をしっかりやっておこう

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英検の勉強に入る前にやっておくべきこと(発音)

息子の英検Jr.が終わった後、すぐに英検4級の勉強を始めようと検討しました。

しかし、これから本格的に単語を覚えなければならないので、その前にしっかり発音の練習をしておこうと思いました。

どのように発音の練習をしたらよいか調べているうちに、発音の重要性を知ることになりました。

単語の発音を理解していなければ、正確に聴き取ることはできません。

発音はまずそのルールを知識として覚え、実際に頭の中でつぶやいたり、口から出せるようにする必要があります。

英語耳について

何か良さそうな本はないものかと探したら、ありました。

「英語耳(松澤喜好著)」という本です。

発音のルールがわかりやすくまとめられているのと、実際に口に出してトレーニングする方法が音声とともに用意されているので、発音が正しくできるようになります。

それにこの本の前半と後半には、発音の重要性と英文読書のすすめという著者の英語学習に関する考え方が多ページに渡って書かれており、当時の私にはかなり興味深い内容でした。

正しい発音を身につけた後で英文読書を続ければリスニングの練習になる、というのです。

書店でよく立ち読みをしましたが、結局購入しました。

立ち読みだけではこの本の機能を果たさないと分かったからです。

英語耳 松澤喜好 著

英語耳の使い方

英語の発音は日本語とかなり違います。

この本には「発音バイエル子音編、母音編、R編」と発音方法がくわしく解説されており音声に合わせた練習方法も記載されています。

これを毎日20~30分、集中して練習すれば正しい発音を身につけることができます。

息子と私は音声と本を使って一緒に発音の練習をしました。

最初はよく一時停止して、口の形や声の出し方を確認しながら行ったので時間がかかりましたが、慣れてきたら全項目を20分で終わらせることができたので続けることができました。

著者がこのトレーニングを100回以上繰り返せとあったので、なんとか100回やりました。

1回当たり20分ですが毎日やろうとすると大変なので、日をあけてやったりしました。

途中、100回もやる必要があるのだろうかと心が折れそうになったこともありましたが、普段英語を使わない私たちが英語を習得するには、知識だけでなく体で覚える必要があると言い聞かせてやり続けました。

自閉スペクトラム症とADHDの特性を持つ息子は、落ち着つかずそわそわして集中できないことが多かったけど、その度に私が発音の重要性を懸命に説明することで、何とか納得して続けてもらいました。

結局半年ほどかかりましたがやってよかったです。というのもこの後、音声変化の重要性を知ることになります。

語と語がつながることによって起こる音声変化ルールを知らないと、聞き取れないし話せないということです。

そういう意味で初期の段階で英語耳を取り組んでおいてよかったです。

英語の発音が正しくなる本について

英語耳は発音の詳細を本で説明してくれるのと、CD音声によるトレーニングができるので良いのですが発音は口の形の作り方、声の出し方、タイミングなど実際にどのようにするのかわかりませんでした。

そこで視覚的にもっとわかりやすい教材はないものかと探したら、ありました。それが下記のDVD付本です。

英語の発音が正しくなる本
ナツメ社 鷲見由理 著

この本は解説が丁寧でとても良いのですがDVDが特に秀逸です。

DVDがあることで英語耳の弱点をカバーしてくれます。英語耳とこの本をセットで取り組むのがベストだと思います。

26の母音と24の子音それぞれについて、口元アップの映像と詳しい説明を本と合わせてしてくれます。

英語耳と同様に「各発音が含まれた単語」「類似した発音との区別の方法」「発音とつづり字のルール」などがあります。

DVDはナレーターの方が実際に発音の口の形やコツを説明しながら進めてくれるので、とてもわかりやすく真似できます。

発音をより詳しくマスターするため、こちらも英語耳と並行して行いました。

息子と一緒に毎回パソコンの前に座ってDVDや本を見ながら口の形を真似して発音練習しました。

まとめ

これら2冊のおかげで発音の基本的なことを学習することができました。

息子はこの後、英語の聴き取りに関してほとんどつまづくことがありませんでした。

英語耳著者も言うように、初期の段階で発音をしっかりやっておいてよかったと思います。

発達障害の特性をもっている息子は、よほど興味のあることでないと集中することは難しいようです。

どれだけ重要だと説明したところで落ち着いてできるものでもありません。

発音トレーニングのような何か根気のいる作業をする時は、常に誰かがサポートして一緒に取り組む必要があると改めて思いました。

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