息子は小学1年生で英検Jr.ブロンズ~ゴールドを受験して、基礎的な英文法の勉強と発音の練習を繰り返し行ってきたので、小学2年生からは英検4級を目指して勉強を始めました。
英検4級のレベル(目安)とは
英検は5級から始まりますが、出題形式や内容が、より実用的になります。身近なトピックを題材とした読解問題が加わります。
英検4級のおすすめの勉強法
息子にわかりやすく勉強を教えるために、私もTOEICの勉強をしていましたが、この頃はTOEICの「公式問題集」と「金のフレーズ」という単語帳を繰り返し用いていました。
問題集1冊と単語帳1冊に絞って、繰り返し勉強することで、少しずつ英語に慣れることが出来ました。
慣れると安心して勉強を続けることができるとわかったので、息子にも同じ方法で教えることにしました。
問題集1冊と単語帳1冊に絞って、繰り返し勉強すること
英検4級のいわゆる公式問題集は「英検4級 集中ゼミ」です。
そして、単語帳は「英検4級 絵で覚える単熟語」というものがあります。
また、過去問題も入手可能なので、こちらも実践練習として取り組みました。
英検4級 集中ゼミ(問題集) 旺文社
英検4級の試験に合わせた問題が構成されています。
英検4級の筆記1~筆記4、リスニング第1部~第3部の問題における分析と対策がわかりやすく説明されています。
この問題集にそって勉強すれば試験形式に慣れることができ、英検4級に耐えうる実力がつくのでお勧めです。
英検はTOEICと似ています。
筆記1はPart5、筆記4はPart7に似ています。なので息子には私の行っている方法でトレーニングできるよう教えました。
まず問題集の空欄に答えを埋めながら解説しました。同時に重要な単語や熟語に蛍光ペンで線を引きました。例文を繰り返し音読暗唱できるようスラッシュもつけました。こうすることで2周目以降読み込む時に、問題と答えを行ったり来たりしなくて済みます。
問題集は1回か2回、解いただけでは身につきません。
訳や文構造等の内容を把握した後は、何回も繰り返し音読したり暗唱して読み込むのがポイントです。
英検4級 絵で覚える単熟語 旺文社
この単語帳は、英検4級に出題される重要な単熟語や会話表現を、過去問データの分析に基づいてまとめられています。
単語数は353個でした。
絵単の良い点は、1つの単語につき1つの例文があり、単語が実際にどのように使われるか理解できることです。
単語は単体より例文の中で使われている方が覚えやすいです。また品詞がしっかり表記されているのも良いです。
逆に絵単の悪い点は、イラストが見づらいことです。どの項も8つの単語に対して1つのイラストしかないので、あまり使いませんでした。
英検4級を受けるのであれば、英検Jr.で使用したキクタンキッズ初級編、中級編、上級編の3冊と、この絵単をマスターすれば十分な単語数をカバーできると思います。
英検4級 絵単(単語帳)の使い方
手順1
例文の和文を音読する
手順2
英文を音読する(3回程度)
手順3
英文を暗唱できるまでやる(訳や文構造の確認)
コツは3つあって、
- 単語の品詞をしっかり意識すること。
- 前日に覚えたところはかなり忘れてしまうので必ず復習すること。
- クイズ形式を用いて覚えることが出来たら確認すること。
まとめ
集中ゼミは繰り返し読み込むことがポイントですが、自閉スペクトラム症やADHDの特性を持つ息子でも最小限のストレスでトレーニングできたと思います。思うように進まないとイライラしてパニックになってしまうので、できるだけ息子の要望を聞きながら問題集をカスタマイズしました。
単語は例文で覚えるのが最も良い方法だと思います。息子は例文を暗唱できるまで繰り返し行いましたが、暗唱することに慣れていなかったので、よくパニックになっていました。一人でやらせずいつも一緒に取り組むことで、なんとか落ち着いてもらいました。そしてだんだんとできるようになりました。
過去問題集の入手方法と効果的な取り組み方
英検協会のウェブサイトに直近3回分の過去問が掲載されています。
学習期間中に2016-1から2017-1までの4回分を入手できたので、本試験の前に取り組みました。
英検4級の過去問題集の取り組み方
日 付 | 過去問名 | 筆記 | リスニング | 合計 | 割合% |
2017.03.06 | 集中ゼミ模試 | ー | ー | ー | ー |
2017.05.25 | 集中ゼミ模試 | 29/35 | 22/30 | 51/65 | 78 |
2017.05.29 | 2016-3 | 27/35 | 19/30 | 46/65 | 70 |
2017.08.06 | 2017-1 | 19/35 | 23/30 | 42/65 | 65 |
2017.08.14 | 2016-2 | 23/35 | 26/30 | 49/65 | 75 |
2017.09.10 | 2016-1 | 27/35 | 24/30 | 51/65 | 79 |
2017.09.16 | 2016-3 | 27/35 | 30/30 | 57/65 | 88 |
2017.09.23 | 集中ゼミ模試 | 33/35 | 27/30 | 60/65 | 92 |
2017.09.29 | 教本問題 | 29/35 | 26/30 | 55/65 | 85 |
2017.10.02 | 2016-2 | 32/35 | 28/30 | 60/65 | 92 |
2017.10.04 | 2016-1 | 29/35 | 28/30 | 57/65 | 88 |
2017.10.07 | 2016-3 | 34/35 | 29/30 | 63/65 | 97 |
第1回目は問題集の巻末にある模擬試験を使って本試験のように時間を計ってやってみました。自閉スペクトラム症やADHDの特性を持つ息子は時間ばかり気にしていました。
初めての模試で慣れていなかったからかもしれませんが、ずっとイライラしたり騒いだり落ち着かない様子でした。途中、「難しいー、わからないー」と言って涙ボロボロ泣いてしまいました。いきなり模試をしたのが良くなかったようです。
私はあわてて軌道修正することにしました。模試や過去問そのものを息子に詳しく知ってもらうのと、試験のコツをつかんでもらうため、過去問や模試を試験形式で使わず、一緒に1問ずつ解きながら解説することにしました。