英検3級の勉強法(小学3年生)過去問や問題集の使い方と語彙強化

息子は小学1年生で英検Jr.ブロンズ~ゴールドを受験して、基礎的な英文法の勉強と発音の練習を繰り返し行ってきたので、小学3年生からは英検3級を目指して勉強を始めました。

目次

英検3級と4級の比較-語彙強化が重要

英検3級は4級と比較すると筆記3や4の長文問題の難易度が上がります。

そこでたくさんの長文を読み込んでおきたいと考えました。それゆえ語彙強化も重要な課題でした。

語彙強化でき同時にたくさんの長文も読み込みたいということで、おすすめの教材が「文で覚える単熟語」略して「文単」です。

この教材を使ってたくさんの英文を読み込んでおけば英検3級や4級に対応できるだろうと、早めに取り組むことにしました。

問題集1冊と単語帳1冊に絞って、繰り返し勉強すること

たくさんの問題集を使いすぎると不安になって、勉強が楽しくなくなるので、絞って勉強のがおすすめです。

並行して「予想問題ドリル」の勉強も開始することにしました。単語帳と問題集を並行して行うことで相乗効果を期待します。

また、過去問題も入手可能なので、こちらも実践練習として取り組みました。

英検3級 文で覚える単熟語 旺文社

文単は構成が良いです。

左ページに英文と訳があり、右ページにその文中に使われている単語や熟語の詳細があります。ページをめくらずに読み込めるので扱いやすいです。

長文の中身はオリジナルの文だけでなく、過去問からの抜粋が使われています。

目次を見るといろんなテーマがあり、文の数が全部で70個もあります。単熟語の数は941個収録されています。

英検3級 文単 旺文社

文単の素晴らしいところは全ての文章に音声がついていることです。

リーディングの勉強に音声は必要ないと考えていましたが、それは大きな間違いでした。

リーディングの勉強に音声はとても役に立ちます。音声を聞きながら英文を読み込むことで、音声とほぼ同じスピードで読めるようになります。

音声のスピードについていくには英文を前から読み下さないと間に合わず、返り読みしていられません。前から読み下せるようトレーニングするのに音声の利用は効果的です。

英検3級 文単(単語帳)の使い方

英文の内容をしっかり理解するため、最初に必ず精読(下記手順)します。その後、繰り返し読み込むことで内容を定着させます。精読した英文を何回も読み込むことで、自然と単熟語を覚えることができます。

1. 精読する

英文を和訳しながら未知の単熟語(意味と発音)を確認する。

SV(動詞に赤線を引く)、品詞、文構造を確認する。

文頭から読み下せるようにスラッシュやカッコをつける。

2. 音声を聴きながら繰り返し読むことで単語を覚える

音読(精読の内容を確認する)

暗唱(文頭から読み下して意味確認と内容把握)

3. 単熟語リストでチェックする

覚えた単語を思い出す

英検3級文単 抜粋

英検4級の単語強化にも文単がつかえる

英検4級には文単に相当するものがありませんでした。下記の「絵単」は英検に沿った良い単語帳ですが、長文がありません。早い時期からたくさんの長文を読み込んでおきたかったので、英検4級の勉強にも英検3級の文単を使いました。

英検4級 絵単 旺文社

英検3級 予想問題ドリル(問題集)について

英検3級の試験は筆記とリスニングの下記構成です。この問題集は要点を絞って問題とその解説が詳しくされています。1、2回解いて終わりでなく繰り返し読み込むのに最適な問題集です。

  1. 筆記1:短文の語句穴埋め(単語・熟語・文法)
  2. 筆記2:会話文の文穴埋め(会話文完成)
  3. 筆記3:長文の内容一致選択(読解)
  4. 筆記4:ライティング
  5. リスニング1:会話の応答文選択(イラストがあるけど音声1回のみ)
  6. リスニング2:会話の内容一致選択(音声2回)
  7. リスニング3:文の内容一致選択(音声2回)

予想問題ドリルは、これら各パートでおさえておくべき要点(英検3級で必要な代表的な単熟語や文法など)や、試験のコツがわかりやすくまとめられています。

英検3級 予想問題ドリル(問題集)の使い方

1周目
息子と一緒に全ての問題や解説を確認しました。
わからない単熟語には線を引いて訳を書き込み、全英文の文構造(動詞に赤線・スラッシュ)と和訳を確認しました。

2周目
息子は読み込み開始、わからない所を一緒に再確認して漏れ等修正しました。

3周目
本格的に読み込み、時間が許す限りひたすら読み込みました。
前日に読んだ所はほぼ忘れてしまうので、必ず復習しました。

模擬試験で理解度確認する。(この問題集の巻末にある2回分の模試)

リスニング対策はとくにやりませんでしたが、筆記の勉強を進めているうちに模試で合格点がとれるようになりました。文単で音声を聞いてトレーニングしていたのが良かったのかもしれません。

まとめ

重要単語は無理やり覚えようとせず、英文を繰り返し読み込むことで自然と覚えるようにしました。単語は単体でなく文の中で覚えた方が効率的です。それに興味のある文章だったら楽しくできます。

息子は文単でよく速音読をしていたのですが、そのおかげで予想問題ドリルの長文問題の読解もスムーズにできるようになりました。文単との相乗効果がありました。

予想問題ドリルを1周終えた後、2回分の模試を時間を計って解いてみました。1つ目は63%で、2つ目は70%と、問題集を1周しかしていないのに良い成績でした。ほとんどの英文を時間内に読むことができました。これも文単を毎日読み込んでいたからだと思います。

予想問題ドリルと文単を並行してやることで、効率よく単熟語を覚え、長文読解にも慣れました。そして徐々に英語の基礎力がアップしていきました。

英検3級の過去問題集の入手方法と効果的な取り組み方

英検協会のウェブサイトに直近3回分の過去問が掲載されています。

英検4級の過去問題集の取り組み方

No.日付過去問名筆記リスニング合計割合%
12017.11.05予想問題ドリルDay619/3020/3038/6063
22017.11.11予想問題ドリルDay721/3025/3046/6077
32017.11.272015-223/3527/3050/6577
42017.12.032016-129/3522/3051/6579
52017.12.092016-230/3529/3059/6591
62017.12.162016-332/3527/3059/6591
72017.12.242017-127/3028/3055/6092
82017.12.312016-133/3527/3060/6562
92018.01.202016-232/3526/3058/6589
102018.01.182017-228/3027/3055/6092
112018.01.192016-334/3530/3064/6599
122018.01.202017-128/3028/3056/6093

いちばん最初に実施した1回目の模試結果は63%でした。

英検3級合格ラインが6割程度といわれているので2か月後に本試験があることを考えるとどうであるか心配しました。ですが、2回目以降の模試で7割以上得点できたので安心しました。1回目はただ慣れていなかっただけのようです。

まとめ

英検3級本試験でパニックにならないよう模試を十分に行いました。

また3級からはライティングも入るので、しっかり時間を確保できるよう筆記のペース配分が重要でした。

模試を10回以上もこなすことで筆記のペース配分をしっかりでるようになり、ライティングに20分以上のこせるようになりました。

また、ライティングの対策はこちらの記事で詳しく書いています⇩

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寄り道

英検3級を勉強していた頃、発達障害の息子は集中することが難しく、寄り道が多い時期でした。何かをきっかけにすぐにどこかへ行ってしまい、その度に勉強が中断していました。特性を持っている子は能力が高く時としてもの凄い力を発揮しますが、集中して取り組むのが苦手で結果を出しにくいのです。

寄り道には根気よく付き合ってあげて無理なく戻して持続させる。難しいことだけど上手くやらなければなりません。私が子どもの頃そうだったからよくわかるのですが、誰かに連れ戻してもらわないと迷ってしまうのです。その代わり一緒にいてくれたらきっと最大限能力を発揮します。息子もきっと同じです。

発達障害の息子は一度迷ったら、一人では戻れないのをよくわかっています。わかっていても自分をコントロールできないのです。そういう時こそ助けてあげなければなりません。息子を決して一人にせず、いつも一緒にいてあげようと思いました。

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