音声変化のルールを知らないと聴き取れない

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音声変化のルールを知らないと聴き取れない

なぜかリスニングが聴き取れない

以前から「英語耳」や「単語耳」で発音のトレーニングをやってきたので、発音ルールについてある程度理解しているつもりでしたが、リスニングで時々上手く聴き取れないことがありました。

発音に関しては時間をかけて練習してきたのだから、と自分に言い聞かせて気にしないようにしていましたが、今一つ納得できませんでした。

息子も同様に、時々聴き取れないことがあるけれど、そんな時は気にせず推測で対応する、と同じような悩みを持っていました。

聴き取れないのには理由があった

しばらくの間、ずっともやもやした気分でしたが、ある時、書店である一冊の本を見つけました。

その本がきっかけでこれまで聴き取れなかった理由がわかりました。

音声変化のルールをしっかり把握していなかったのが原因でした。以下抜粋です。

英語科教育の基礎と実践
JACET教育問題研究会 編

音声変化

連接する発音が自然に影響しあうことによって起こる現象で、連結、同化、脱落、弱化の4種類に分けられる。

英語の母語話者が話す英語ではこの変化が頻繁に現れるため、聴き取りに困難をきたすことになるので、こうした現象に慣れるまで練習する必要がある。

プロソディ

英語の音の強弱に基づく、強勢(ストレス)、リズム、イントネーションの総称である。

音声変化のルールを知ろう

音声変化やプロソディについて下記ルールがあることを知りました。

それらを見た時、リスニングではっきり聴き取れなかった原因はこれだ、と確信しました。

連結

語の最後の音と次に来る語の最初の音が連結する音変化のこと。

同化

前後の語が子音で終わり子音で始まる場合、前の子音が後の子音に影響されて変化することを音の同化という。

脱落

発話中の1語の中や語間である音が消失する現象を言う。脱落した部分には多少の「間」ができる。

弱化

基本的に内容語は文中で強勢(ストレス)が置かれる場合が多い。

それに対して、機能語は、文中で弱く発音される傾向が強い。

音声変化に関する学習の効果

そうとわかれば、さっそく日々の音読トレーニングに取り入れようということで、これらの基本的な知識や使い方を身につける方法を検討しました。

音声変化とプロソディの知識情報と実際の音声を一致させるため、音読、オーバーラッピング、シャドーイングの練習を強化しました。

音声変化とプロソディの知識を習得し、実際の音声と結びつけるためのトレーニングをすることで、リスニングをかなり聴き取れるようになりました。

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